京都で洋食を食べるなら

ドビソースとオムライス

京都、平安神宮の東側に小ぢんまりと佇む一軒の洋食店があります。お店の名前は「グリル小宝」。休日の食事時ともなれば行列必至の、観光客だけでなく地元の方にも愛される人気店です。
この「グリル小宝」、創業は昭和36年という老舗洋食店です。とても可愛らしいその店名は、祇園の名店「たから船」で修業した先代がそこから一文字をいただいて名付けたのだそう。一番人気のメニューはオムライスでしょうか。薄焼き卵にくるまれた昔ながらの雰囲気。18日間(!)もかけて仕上げるドビソース(デミグラスソース)でいただきます。オムライスで一つ気を付けるべきはそのサイズ。「小」でも普通のオムライスくらい。「中」だと結構な大盛り。「大」は…私は食べきれません、なサイズです…

ボリューム満点の洋食メニュー

他にも肉や魚のグリルやフライ、ステーキなど、洋食店ならではのメニューが豊富ですが、どれも中々たっぷりなボリュームです。女性の二人客がそれぞれオムライス+一品ずつ注文し、運ばれてきたのを見て驚いている姿を見かけることも。
「ライスの大盛り」もとんでもないサイズでやってきます。

お気に入りで大満足

とある土曜日のお昼時、久しぶりに食べたい!てことで訪れました。さすがにこの時間ですと10組くらい並んでいますね。おとなしく待つこと40分くらいで入店できました。注文したのはオムライス…ではなくて、私のお気に入りの「ヤキメシ」です。並んでいる時に先にオーダーを取りに来られたので、あまり待つことなく提供されるのがありがたいですね。


これこれ。このヤキメシがたまらない。チャーハンともピラフとも違っていて、たっぷりのマッシュルームが食欲をそそります。一口食べると、牛肉の風味と玉ねぎの甘味が合わさった強い旨味で口の中が満たされ…うん、うまい。そして今回はドビソースがたっぷりかかったハンバーグも注文しました。大きくて柔らかく、ソースとの相性も抜群で美味しい。この二品を二人でシェアして十分満足な量でした。まぁ男性なら一人で両方いけちゃうかもですが。

京都=和食 ではなくて

京都という場所柄、特に観光で訪れると、湯どうふや湯葉、にしん蕎麦や甘味など、ついつい「和」の食べ物を意識してしまいそうですが、実は様々なジャンルの名店や老舗店があります。私自身も京都では洋食や中華ばかり食べている気がします…皆さんもぜひ色々チャレンジしてみてくださいね。