セレンディピティの作り方

セレンディピティと人生を変えるチャンス

google検索でセレンディピティと入力したら1,260,000の大量ヒットがありました。競走馬に美容室、カフェ、書籍、スピリチュアル系、ビジネスメソッド。もうなんでもありです。セレンディピティの日なんていうのもあるんですね。1月28日がそうらしいです。趣旨は「セレンディピティを向上させ、奇跡を呼び込もう」なんだとか。なんにしろセレンディピティを意識することで、人生のチャンスが広がるというのはいいことですね。ではセレンディピティを手に入れる方法ってあるのでしょうか。

セレンディピティといえばスティーブ・ジョブズだけど

セレンディピティといえば思い浮かぶのがスティーブ・ジョブズです。彼は点と点を結ぶという表現でセレンディピティを説明しています。そう、有名なあのスタンフォード大学でのスピーチです。その好例がiphone。電話機能+インターネット端末+ipod。話せる、調べられる、音楽も聞ける。別々だった3つの点を結んで一つにしたってことですね。まさにその手があったかです。シャープやソニーなどPDAで頑張っていた会社はなぜスマホを開発しなかったんでしょ。携帯電話もつくっていたのに。謎ですね。ところで、この点と点を結ぶセレンディピティ的発想。なにもスティーブ・ジョブズだけの得意技ではなりません。 わかりやすくいっちゃうと、多くの発明はセレンディピティの結果なんじゃないでしょうか。

強引だけどドクター中松って知ってます?

多分、40歳以上の方ならご存知だとは思うんですがドクター中松。日本の発明家といえばこの方ですね。ぴょんぴょんするバネみたいな歩行器や頭においしい食品シリーズ、しょう油ちゅるちゅるというのもありましたね。フロッピーディスクもドクター中松の発明というウワサですが、正確には違うようです。とはいえ、フロッピーディスクを世に送り出したIBMがドクター中松になんらかの特許使用料を払っているのは事実のようです。ただの変人というわけでもないようですね。ホームページを見てみたらオミクロンマスクなんて新商品もありました。94歳にしてまだまだ現役。おみごとです。

発明に欠かせないスジ、ピカ、イキ ってなに?

なんでしょう、この呪文。これこそがドクター中松氏流の発明へのヒントなのだそうです。スジは理論、ピカはひらめき、イキは実用性。少し詳しく解説するとスジは本質をみきわめる理論的な考え。ピカはひらめきや感性。イキはそのまま実用性ですね、社会的に受け入れられるかという判断です。この中で、ピカこそがセレンディピティの瞬間にあたります。でもそのピカを得るためには。ベースにスジが必要なのです。世の中は何を求めているのかを考えることはイキに通じま。つまりスジ、ピカ、イキは正しいセレンディピティの導き方。ただの面白い人だと思ってたけど、ドクター中松先生、もしかしてすごい人なんじゃないですか。

セレンディピティは特別な人、特別なの能力なんかじゃない

チャンスの女神の前髪をつかめとは昔からある成功の格言。そう後から「あっそれ私も以前に考えてた」っていうこと、ありますよね。でも、そのチャンスを手に入れるのは最初に実行した人だけ。セレンディピティの日を制定した日本セレンディピティ協会では「セレンディピティとは、偶然見つけたある物(事)に、新たな価値を見出し、奇跡や幸せを生む能力」と定義しています。いろんなことを面白がったり、好奇心の対象を様々の角度から考察したり、これってこうしたらどうなんだろう、ここがこうならいいのにと考えてみる。これそのままセレンディピティ力を高めるメソッドじゃないですか。そのためにも必要なのは、チャンスを逃さない行動力なんだろうな。