セレンディピティなインプレッション

セレンディピティだセレンディピタスだと騒いでおきながら悩んでいることがあります。それはせっかくサイトを立ち上げながら、なんら社会的にインプレッションを与える行動を起こしていないという事実。端的に言うとマネタイズの手法が見つかっていない。そうそこなんです。そんなご指摘に、誠意ある反論やいいわけなんかをひとつ。

たとえばですが、“あぁなるほどね”。ってすぐ受け入れられたりするようなアイディアなんてちっともセレンディピティじゃないだろうが。大切なのは、想像の遥か上を行く驚きや打ちのめされるほどの悔しさ。いっそやられた〜って叫び声をあげさせるほどのインプレッションです。

セレンディピティをビジネスに

点と点、マッチングという論法でいえばセレンディピタスは錬金術。物理学と書道、小学生と介護とかなんでもいいんです。これまでやってこなかった出会いから新しい価値を生み出すのが正解のはずです。だとしたら用意すべきは出会いのセレンディピティを生み出すコンタクトサイト。どうですか。存在意義としてはありだと思います。

たとえばビールをテーマにすると

そういえば姉妹サイトの「セレンのしっぽ」にはビールの話題が多いよね。ということでテーマはビール。どうなるんだ。どうしたらいい。牛乳からビール?もしかしたらできるかな。そのメリットは。いやメリットに走るからダメなんですよね。世の中になかった、世界が認めてこなかった新しい次を創造する。これは楽しい。とそこでまさかと思いながら牛乳・ビールで検索すると。スゴイね。ありましたよ、いましたよ。

牛乳メイドのビール。すでにチャレンジしている人がいるそうです。アメリカ東海岸アイビーリーグの名門校コーネル大学食品科学学部のサム・アルケイン助教授。上の写真は彼とそのビールのようなもの。正確にはヨーグルトから作れれたハードな炭酸飲料となっていますね。「風味は、軽くて酸っぱく、フルーティーさが少しある」だそうです。

おまけにメリットもついてくる

この牛乳ビール(ビール風飲料だけど)。ただの目新しいアルコール飲料ってジャンルで語るには惜しい逸材。訴求すべきメリットは3 つもあります。1つはアルコールでありながら栄養的に優れていること。いわゆる健康のためにも飲むって言い訳ができるつですね。次に廃棄するはずのものから作れるという。最後のひとつは酪農ビジネスの新しい収益性モデルという価値。ここまでくるともう新しいビジネスの誕生ですね。いやぁ夢がある。これぞセレンディピティですわ。

セレンディピティは異分野交流

異文化じゃなくて異分野です。Aさんにとってはジャマだけど、Bさんにとってはすごく価値のあるもの。今までは出会うことのなかったこの二人のジャマと価値をトレードできれば新しい価値とか、ビジネスの広がりも生まれるのではないかと。

たとえばさっきの牛乳ならバターやチーズは海外におまかせして、牛乳メイドのそれこそアルコール系、健康・サプリ、衣料、バイオ系。大学の研究室なんかと連携が取れれば応用できる分野は増えると思います。カゼインベースのフィルム開発っていうのもありそうです。

実現のために必要なのは…

そうなってくるとセレンディピティな出会いをビジネスにするための、投資家用窓口なんかもあるといいですね。ここまではちょっとした思いつき。実現するためには何が必要で、同行動するべきなんだろう。誰か協力してくれる人いませんか。