セレンディピティとWeb3.0
セレンディピティは偶然をきっかけに得られる思いがけないことや価値ある発見。りんごが落ちるのを見て万有引力を発見したニュートン。薬を作るはずがコカ・コーラ。粘着力の弱い失敗作の接着剤からポストイット。最近だとピロリ菌の発見が有名ですね。そんな感じでセレンディピティの例としてあげられるのは殆ど個人的な発明や発見のことばかり。ひとりが出会える偶然なんて限りがあるから、セレンディピティの絶対数も多くはありません。いやむしろ少ない。
「分散して共有したらセレンディピティ増えるんじゃないの」Web3的発想
そこで考えました。そうだweb3.0だメタバースだ、ブロックチェーンときてイーサリアムだ。世の中どんどん新しい可能性や価値観が登場してきています。セレンディピティのためのweb環境があってもいいじゃないですか。web3.0は聞くところによると分散型のインターネット。主役はGAFAMなどに代表される特定の企業じゃなくて、僕やあなたのような個人。データの管理も自分たちで行います。この管理ってところに関わってくるのがブロックチェーン技術らしいんですけどね。素人の勝手な言い分でごめんなさい。でもまだweb3にしてもメタバースにしても、これからどんなふうに成長していくかは未確定。それなら勝手な妄想もありって話です。
web3.0ならセレンディピティは天才だけのものじゃない
iphoneの前から携帯電話はあったし、PDAだってありました。iPodもね。いやそれどころかブラックベリーこそ元祖スマホだろうって。でも、スマートフォンを定着させたのはiphone。セレンディピティにはプレゼンテーション能力も必要だったようなんです。iphoneを見たとき「あっその手があったか」って思った人いっぱいいたと思いますよ。でも偶然のチャンスはみんなにやってくるわけじゃない。チャンスを掴むための知識や経験だってみんなが持っているわけじゃない。大切なのは情報なんです。
セレンディピティ+Web3.0=バンザイとはいかないけど
一人が自分の中で処理するデータ量なんてほんの僅か。でも、経験や知識、発想も偶然の出会いもみんなで共有しておけば話は別です。途中経過もブロックチェーンで保護されるから、抜け駆けの心配やログをごまかすなんてこともないだろうしね、価値ある情報はイーサリアムで取引。それもありですね。こんな仕組みがあったらスマートフォンだってもっと早く登場していたかもです。世の中の進歩の速度が早くなると、今以上に政治とか行政や法律とかの遅れや不備が目立っちゃいますよね。当然、困る人たちもいっぱい出てくるわけで。う〜んそこかな問題は。