ちょっとどこかで・・・からの
名物とセレンディピティ

2022年5月24日

きっかけは下道ドライブ

その日は名古屋方面から関西へ向かって車を走らせていました。
高速に乗ってもよかったのですが、時間もあるしせっかくならどこかで晩御飯を食べよう、
てことで一般道を移動中。
関西へ向かうにはいくつかのルートがあります。
岐阜から関が原を越えて滋賀北西部へ。三重の鈴鹿から峠を越えて滋賀南部へ。
三重の伊賀から京都・奈良方面へ。
さてどのルートにしようか。どこで何が食べられるかなぁ・・・。

その手は桑名の・・・

このルートならこの道だねー、とイメージしながら地図を眺めていると、
ふと「桑名市」が目に入りました。

桑名・・・ことわざと言うかダジャレと言うか、の例のアレが頭に浮かびます。
その手は桑名の焼き蛤。はまぐり、いいかも。
駐車場があって気軽に食べられそうな所をネットで探すと、よさそうなお店を見つけました。
味噌煮込みうどん屋さんの「川市」のはまぐり鍋うどん。よし、ここに決めた!

味噌煮込みのお店ですましのお出汁?

桑名はちゃんと訪れた事が無かったんですけど、徳川四天王の本田忠勝や幕末での運命などなど、
歴史的な見所が多そうな街ですよね。そんなゆかりのある桑名城天守跡の九華公園、
その側の雰囲気のある路地を進むと「手打ちうどん 味噌煮込 川市」という看板を発見。ここですね。
よしよし、味噌煮込み+はまぐりのコラボをいただきましょう。
お店は思ってたより小さい佇まい?と思いきや、店の奥へ奥へと案内されてお座敷席へ。
さてメニューを拝見・・・あった。はまぐり鍋うどん。
えっ?・・・是非「すまし」ではまぐりの出汁をお楽しみ下さい。・・・て書いてあるんですけど。

この際ですからあれもこれも

味噌煮込みうどんのお店ですからきっと味噌の出汁も美味しいはずですよね。
よかった。こちらは幸いにも2人連れ。はまぐり鍋うどんの「すまし」と、
味噌のミニはまぐり鍋+天むすのセットを注文します。
そして、何でも1日1000個出ることもある、という人気の餃子があるようです。
よしお持ち帰りしよう。てことでそれも注文。欲張りですね。

名物に美味い物・・・あり!

さあうどんがやってきました。
うわ、はまぐりが一杯・・・えっ、はまぐりってこんなに大きかったっけ?という凄い存在感です。
さて、すましの出汁を一口・・・うっっっま!!!
はまぐりの旨味がぎゅっと詰まったような、少し塩味の強い出汁です。ヤバイ。これは美味しい。
そしてプリップリのはまぐり。はまぐりを食べるとはこういう事なんだ、と改めて思わされます。
一方の味噌も、はまぐりの風味が味噌の出汁にほどよく溶け込んでいて、これはこれで捨て難い。
どちらの出汁もやや固めのうどんともよく合っていて、大満足の晩御飯となりました。

思い付きで探して、なんとなくで決めたお店で出会った感動のはまぐりうどん。
今度は明るい時間に再訪して、近くの九華公園にも行ってみようかなぁ。